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こちらでは、結びかため協会 代表理事 光井美穂さんの事例をご紹介します。
ゼロから事業の設計図をつくり、ウェブサイト制作<ポジショニングと価値を伝える表現づくり>までのコンサルティングを受けたときのお話です。
ー どんな経緯で吉井と出会いましたか?
お世話になっている方に紹介してもらいました。
でも、私はコンサルが大嫌いで、最初は気にしていませんでした。自分の人生をコンサルの人に決めてもらうのは嫌だし、本を読んだり勉強すればわかることばかりいわれるのも嫌です。決まりきった枠にはめられて、それでうまくいくとは思えませんでした。
実は、有名なコンサルタントと仕事をする場面は、これまでに何度かありました。独立前に、全部で6人のコンサルタントと仕事をしてきて、1回に36万円とる人もいました。でも、結局そのプロジェクトは、どれも形になりませんでした。だからいい印象がなくて。紹介してもらったときも、「いいや」と思った。
でも、新しい事業をやりたい気持ちは、ずっと溢れてきました。やりたかったのは「ウェディングプランを作る仕事」です。その仕事を日本中に広げたいのに、そのやり方がわからない。どんどん混乱してきました。多くの人によろこんでほしいのに、そのやり方が、わからないんです。「どん底」とも思えました。そのときふと、「吉井先生を紹介しようか?」という声が、どこからともなく、ふたたび聞こえてきたんです(笑)。
で、無料の体験で、一度お会いすることにしました。最後の賭けのつもりで。
もちろん、そのときはまだ疑っていました。
けれど、話しが合わなかったら、やめればいいと思ったんです。
たった1回、数十分の面談です。でも、そのとき、私の話をじっくり聴いてくれて、いくつかヒントをくださったんです。私にとって印象的だったのは、アドバイスというよりも、これから事業をコンサルティグするにあたっての前提のようなものを聞かれたときでした。「一緒に働く人を大切にして、彼らが、あなた以上に活躍しても大丈夫ですか?」「外に出て、営業に力を入れられますか?」これだけではないですが、こんな質問を受けたのを覚えています。いま振り返ればシンプルです。でも、いくつか質問をされた瞬間に、なぜか、すーっと道筋が見えたんです。私が混乱していたことを見透かしたのかもと感じた瞬間です。
ー それから、どんなやり取りがありましたか?
もともと私には、新しい仕事をしていきたいという「想い」がありました。
「日本の良さ、伝統をもっと大切にしたい」「人とひとのつながりを大切にしたい」という想いです。でも結局の所、なにも形がない。「想い」しかありませんでした。
なのでそこからは、思いを事業にするために、どんな会社をつくりたいのか、会社の青写真をひとつひとつ棚卸しして会社をゼロからデザインしていきました。対話し、アドバイスをもらい、宿題がでます。会社像を明らかにするので、商品について、提供したい価値について、人との関わりについてなど、辛抱強く「言語化」していく。「結婚する二人の、すべてのご縁を大切にしたい!」と想いを語っていると、「それは、具体的にはどんなウェディングとして、形になるんでしょう」って聞くんです。何回も何回もやり取りをしましたが、想いを形に変えることって、大変だって途中でわかりました。
でもあのとき、私がぶれないように、土台をしっかり作ってくれたのだと思っています。
ー 事業は、どんなふうに変わっていきましたか?
そうやって、行きつ戻りつやり取りをしていくなかで、形ができた。
私の想いは、商品サービスでいうと、こうなって、メッセージはこうなっていなければいけない。その裏側の仕組みがあって、人とのかかわり方は、こうなっている。会社の形、ビジネスの形が出来上がってきたんです。
そこからは、本当に早くてやりやすかった。
このタイミングで、ウェディング・プランナー育成のための教科書をつくったのですが、作業としては大変だったけど、でも、最初に想いを形にしていたから、ぜんぶ決まっていて、スムーズ。まるで魔法か手品のようでした。
この段階で、もう一つ大きかったのが「ウェブサイト」をつくったことです。
このサイト、言葉をどこかから借りてきてつくったものではありません。「私が思ってきたことの結晶」が詰まっています。伝えたいことを言葉にして、サービスや協会自体が魅力的に見えるように、メッセージ・デザインしていきました。吉井先生のデザインの力や言語化能力にも、驚きました。
思いを形にするため、会社の設計図をつくり、メッセージをデザインする。一歩前に進むたびに、魅力が形になり、周囲に伝わる。共感してくれる人が増えました。私の周りには、いま、仲間がたくさんいます。ありがたいことに、岡山県の、県の職員の方々も興味を持ってくださっています。応援してくださる方が増えていて、感謝を感じます。
ー 印象的なアドバイスや出来事は、ありましたか?
あります。吉井さんのコンサルで印象的なのは、私の事業によりそってくれること。「常識ではこうだ」とか「こうあるべきだ」と、過去の枠の中にあてはめようとすることがありません。他人の事業、ヨソの事業と一緒にすることもありません。私達のための知恵を生み出してくれます。
だから安心感もあるし、希望も湧いてくる。人から見たら、自分のアイデアなんて「おママゴト」かもしれない。でも吉井先生は、「なにママゴトやってるんだ」って、大人が子供を上から見るようなことをしない。私の目線から、次の一歩を示してくれます。
私の事業はこうだからって、一人ひとり、一つ一つと向き合い考えてくれる。だからついていけるし、私の事業の希望が生まれたんだと思う。他でもない「私の事業の希望」が。
吉井先生は、コンサルというよりも、「つくる人」。そこにあるものと向きあい、つくっていく。一緒に作業をしてくれる人だと思います。
ー 光井さんだったら、どんな人に、吉井のコンサルティングを勧めたいと思いますか?
「『こんなことしたい』と思っているけれど、形にならない」
「『なにかしなければいけない』でも、それが何か、はっきりわからない」
そういう人はたくさんいるかもしれない。そういう「伸びるはずなのに、伸びることができていない」「何か必要なのに、それがはっきりわからない」と思う会社さんがぴったり。そして、がんばる気持ち。それに、ワンステップ新しいものを加えていこう。そういう人にとっては、吉井先生のコンサルは、とんでもないコンサルが生まれるよといえます。
ー 今後期待したいことは?
私は、吉井先生に出会えて、すごくよかった。出会えてよかったです。
出会えていなかったら、私は、希望が持てなかった。
これからは、事業を全国に広げていきます。でも、ただ広げるのではなくて、バランスよく、お客さんが喜んでくれて、みんなが楽しく、居心地のいい場作りができるようにしたいんです。
そして、終わりがない事業になるように。次の世代にまで残っているようにしていきたいです。そういう会社づくりを、おしえてほしい。
それから、大きなことだけど、日本の経済を変えてほしい。私が経験したから、それくらいできるんじゃないかと、大きなことを考えてしまいます。吉井先生は、大切なことを、抽象的な言葉だけじゃなくて、ビジネスにまで落とし込んでいる。大きな会社の人たちも、小さな会社の人たちにも、「ビジネスとは」の考え方が変わるようなコンサルをしてほしい。びっくりするような「え!本当は、こんなんだったんだ!」というような(笑)。とても期待しています。
― 他にも何か、ありますか?
「ひとつの仕事をしっかりやりきると、次のステージに進むための課題が見える」
これは、吉井さんとよく話すことです。
都度都度「これまで経験したことのない、個別の問題」が生まれます。
過去の話しでいえば、落ちついてきた頃に、初級講座を受けた人たちのうち、上級講座へ進んでくださる人の人数・割合が十分ではなかったことがありました。
私たちが立ち上げた「ウェブ解析士」という認定資格は、初級・上級・マスターの3つのレベルがあります。
初級を受ける人はいたのですが、上級に進む方が少なかった。
それでも「初級講座は順調に広がっている。このまま続けていれば、いずれ上級やマスターも増えていくだろう」と思いました。
吉井さんのアドバイスもあって、かなりうまくいっていたんです。
それで、まずは「初級講座集客」に全精力を傾けようとしたんです。
そんな時、吉井さんから「待った」がかかりました。
「なぜ初級資格取得者が、上級・マスタークラスを目指さないか?」
解決に当たるかどうかは別として、出会った課題とはていねいにむきあい理解し、
「そのままにするかどうかを、自覚して決めた方がいい」と、対応を促してくれたんです。
実は、このアドバイスで、力をかける比重が変わりました。
初級講座の中で「上級講座」の内容をていねいに伝えたり、講座後に適切なタイミングで、次の講座の案内をする工夫をはじめました。
工夫をはじめると、数字が変わります。
この取り組みで、価値が伝わり始めたのでしょう、今は多くの人が「上級講座」を受講してくださっています。
価値を認めていただけているのです。
こういうことは、その後もありました。
ただ、一見うまくいっていると思える時に、自分で「待った」をかけられる経営者がどれだけいるでしょうか。
少なくとも、私は吉井さんがいなかったらそのまま走っていた可能性があると思います。
経営者の仕事は「考えて、会社全体の活動を方向付けること」です。
考えず惰性でいってしまっては、その役割を果たせない。吉井さんは「経営者が考える時間」にフォーカスして影響を与えることで、会社全体がうまくいくようにサポートしてくれます。多くの社長の役に立つはずだと思います。